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第6回全国連盟技術教育担当者会議 登山学校の取り組みを交流
 6月21日と22日に、東京で第6回技術教育担当者会議がおこなわれ、20地方連盟の登山学校担当 者28人と全国連盟役員が登山学校など技術教育活動の実践を交流した。  会議では、とくに具体的な取り組みを提起するのではなく、6つの地方連盟に報告してもらった 活動内容をふまえて、参加者それぞれの問題意識を交流した。6地方連盟の報告は、大阪、神奈川 が指導内容について、東京、福岡は登山学校の変遷を通して教育活動の趣旨を、栃木は最近立ち上 げた登山学校でのプロガイドの活用を、京都は登山学校を通じた会運営や連盟活動の活性化につい て。  2日目はハイキング・山歩き分野とロープを使った登山分野に分かれて討議が続けられ、ハイキ ング・山歩き分野の分科会で関心が集中していたのは、運営経費の規模やその捻出方法、受講費用 の設定、講師の確保など。ロープを使う登山分野の分科会では、登山学校での事故、受講者に課す 目標、どのようなテキストを使っているかなどを中心に話し合った。この分野では「現役」登山者 が講師を務めざるをえず、「講師の負担」はいっそう切実なようだ。  また、そもそも「連盟で登山学校をやる必要があるのか」という疑問、数年継続している登山学 校でも年々受講者が減っているという実情、登山学校の修了者が連盟活動の支えになっていること なども話題になっていた。